命を掛けた死闘(第2話)

犬夜叉は急いで御神木のある、森の中央へ駆け抜けた
(・・・早い・・・;;!もぅ、追いついてきやがった;;!!)
「逃げてばっかじゃ始まら無ぇぞ?!犬夜叉!」
「・・・けっ;;!まともに戦ってたら俺の体が持た無ぇって事位、
                てめぇだって分かってるんだろ蛮骨!!」
御神木の前で急停止した犬夜叉は、振り向き様蛮骨に向かって鉄砕牙を一振りした
「・・・っとわっ;;!!てめぇ、よくもやりやがったな!!」
突然の攻撃を蛮骨は辛うじて蛮竜で防ぎきり、そのまま跳ね返す
「・・・ちっ;;!!」
犬夜叉は蛮竜に跳ね返された自分の攻撃を鉄砕牙で粉砕し、間合いを取って
蛮骨と向き合う位置に立ち再度、鉄砕牙を構え直した
「そっちからこねぇなら、今度は俺から行くぜ!!」
「けっ、かかってきやがれ!!」「その強気は買ってやるよ!!」
にっと悪戯な笑みを浮かべた蛮骨は、蛮竜を持って犬夜叉の頭上に飛び上がった
「なっ;;?!」「見せてやるぜ、蛮竜の真の力って奴をな!!」
そのまま片手で蛮竜をクルクルと回転させ、蛮骨は犬夜叉めがけて振り下ろした
犬夜叉は瞬時に鉄砕牙で蛮竜を受け止め、圧倒的な妖気で周りの爆風を粉砕した
ギリギリとお互い一歩も譲らないまま、刀と矛を激しくぶつけ合っていた
だが犬夜叉は明らかに体制を崩し切っていた為か、
                 次第に地面と膝の距離が近づき始めていた。
それを見た蛮骨はさらに強く蛮竜ごと、犬夜叉自身に全体重をかけた
「・・・くっ;;!!」
犬夜叉は何とか耐え切って跳ね返そうと、次第に体制を元の形に戻そうとするが
蛮骨の力は弱まる所かどんどん強まり始めていた。
その為か、何時もなら簡単に断ち切れる筈のぶつかり合いを跳ね返せない
「・・どーしたよ?何時もならこれぐらい、簡単に跳ね返せる筈だろ?」
「・・・てめぇが・・・っ、馬鹿力過ぎるんだよ・・・っ!!;」
「へぇ・・・?じゃぁ、こうしようぜ。お前がこの状態から立ち直ることが
 出来なかったら俺の言う事を一つ聞いてもらう。・・・どうだ?」
「・・・けっ;;上等じゃ無ぇか・・・;;ンじゃ、もし俺が立ち直ったら
 てめぇの身体ン中の四魂の欠片・・・全部抜かせてもらうぜ?」
「・・・良いぜ?ただし、俺は手加減してやら無ぇからな?」
そう言って、蛮骨はさらに犬夜叉の鉄砕牙を蛮竜で押し返す
「・・・なっ;?!・・・っ?!しまっ・・・・;;」
今の蛮骨の一押しで、耐え切っていた犬夜叉の膝が完全に地面に付いてしまった
「・・・勝負あったな♪俺の勝ちだ。
         んじゃぁ、約束通り一つ望みを適えてもらうぜ?犬夜叉」
どんなに追い詰められている状況でも、勝敗は勝敗だった・・・・
蛮骨は軽々と蛮竜を犬夜叉の鉄砕牙から引き離し、その場にそっと置いた
犬夜叉は渋々と鉄砕牙を腰の鞘に収め、御神木に凭れ掛かる様にして座った
「・・・で;;?お前の望みって言うのは何だよ;;?」
「んー・・『楽しい事』だな♪まぁ、お前でもここまで言えば分かる筈だよな?」
「・・・『楽しい事』・・・って、お前一体何する気だ;;?!」
やっとその意味に気付いたらしく、犬夜叉は慌てて拒否する姿勢を取るが
蛮骨はお構いなしと言った様な感じで犬夜叉に覆い被さるような姿勢を取った
「約束は約束だよな♪?それに、勝負は着いてんだ。往生際悪ぃぜ?てめぇも」
にんっと何時もの悪戯な笑みを顔に浮かべ、蛮骨は犬夜叉に言い放った
一方の犬夜叉は突然、蛮骨が自分の傍に来た事でかなりの同様を隠し切れずに居た
「・・・ぅ;;それはそうだけどよ・・・;;」
「大丈夫だ。法師や狼なら入ってこれやし無ぇよ^^結界があるからな」
「・・・~っ;;わぁったよ;;仕方無ぇな~っ;;!今日だけだかんな?!」
「・・・お前ならそういうと思ってたぜ♪当たり前だろ。今だけだ」
                      *+*+*続くョv*+*+*

*コメント*
あぅぅ;;何故だ・・・?!何故に中編なんだー!!(待て
すいません;;これ、全然蛮犬っぽくないですよねー;;(阿呆。
御免なさい;;中編って言うかまだ二話ですしね;;明日には
三話・四話と立て続けにUPしちゃいますvv全五話で完結予定ですv(ぉv
ではでは^^;


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